仔犬のケアとお手入れ3

仔犬のケアやお手入れは、まだまだやらなければいけない事があります。毎日、仔犬の様子や体調の変化を見て、必要と思われるケアは日々してあげましょう。

細かなケアをやり易くするために、先ずは膝の上で仰向けにする練習から始めます。この練習は、仔犬が安心してお腹を見せられる様になることで、従順性の強化に繋がります。そして何より、膝の上で安心して寝そべってくれることで、細かなケアがとてもやり易くなります。


1、仔犬の全身を指先でくまなく触る

指先に神経を集中させ、仔犬の体中を触ってあげて下さい。人間の指先は非常に敏感です。日々、仔犬の体に触れることで、皮膚にできたおできまたは、腫瘤腫瘍などを早期に発見できます。


2、目のチェック

仔犬の瞼をひろげ、白目が充血していないか、ごみや異物が付着していないかを確認してください。たまに、目やにが眼球にこびりついている場合があります。こんな時は、犬用の目洗浄液(ペット用アイクリーナー)や目薬などを利用して除去してあげます。


3、口周りのチェック 

口周りのチェックでは、口元の周りの毛に食べ物や付着物(おやつの残りなど)が付着していないかを確認します。もしも、付着物が簡単に取れそうであれば、ブラシやコームを使って除去してあげます。
  

付着物が乾いていて簡単に取れそうにない場合は、タオルなどを利用して湿らせます。ある程度、付着物が柔らかくなったら、ブラシやコームで取り除きます。決して強引に取り除こうとしないで下さい。毛が引っ張られて痛い思いをしたら、仔犬は人の手が口元に来たら避けようとします。


4、歯のチェック 

口周りのチェック後、仔犬の歯のチェックをしてみましょう。前述の指先にガーゼを巻いて仔犬の歯を触る歯磨き練習が慣れてきたら、仔犬の口元を広げて奥歯のチェックもします。また、仔犬が歯を指先で触られることを嫌がらなければ、歯の裏側も指で触って慣れさせるように練習します。


5、耳のチェック 

明るいところで、仔犬の耳のなるべく奥のほうまで見てみましょう。次にティッシュの先を丸めたものや綿棒などで仔犬の耳の1~2cmくらいの位置を拭きとってみてください。この時、茶色い耳垢が付着していたら、耳垢のにおいをかいでみて下さい。


耳垢が強いにおいを発している場合は、耳の病気の可能性がありますので、早めに動物病院へ連れて行ってあげて下さい。
  

耳垢の量も少なく強いにおいも発していなければ、優しく耳垢を拭きとってあげて下さい。この時、奥のほうまできれいにしようとすると、耳の内部を傷つける可能性がありますので、充分に注意しながら行ってください。


6、足の裏(肉球)のチェック

仔犬の頃は、まだあまり散歩に出ていないので、肉球が割れていたり肉球の間に異物が挟まっているケースは少ないと思いますが、念のため、肉球を確認してみて下さい。また、爪が伸びていないかなども同時に確認して下さい。

 

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