愛犬が喜んだ時やうれしい時は、当然吠えてその感情を大好きなあなたに伝えようとしますよね。「そのボール投げてもらうの大好き!ワンワン」「公園で大好きな遊び仲間を見つけたよ!」など、喜んで興奮状態の時に愛犬は吠える場合があります。
でもこんな時、愛犬の吠えを力ずくで制御しない様に注意してください。愛犬のポジティブな感情をあなたの威圧で止めてしまうと、互いの信頼関係にも傷がつく可能性もあります。喜びの吠えは、愛犬が興奮して抑えきれないほどの感情が溢れ出した結果、「ワンワン」と吠えに繋がっているだけなのです。
では、ここから「喜びの吠え」の弱化方法を解説していきます。
最初に質問です。あなたは愛犬とどのくらい信頼関係が築けていますか?
「Come」と指示を出したら、愛犬は直ぐにあなたの元へとやってきますか?
ご飯やおやつを持っていなくても、「Sit/Stay」の指示は効きますか?
興奮状態の吠えをコントロールするのは、基本トレーニングが出来ていれば簡単です。うれしい感情を落ち着きに変換してあげて、落ち着いている状態で愛犬が望む行動を取らせてあげれば良いのです。
トレーニング1
基本中の基本「アイコンタクト」の練習を重ねる。アイコンタクトは愛犬との全てのコミュニケーションにおいて大変重要で、愛犬の落ち着きや集中力アップの必須練習です。
トレーニング2
愛犬の大好きなおもちゃやおやつを手に持ち、アイコンタクトの指示「Look!」を出す。アイコンタクトの具体的な練習方法は、https://satokendog.com/?p=441 を参考にして下さい。
トレーニング3
「Look」の目標秒数を決め、最初は5秒間、次に10秒間とアイコンタクトが出来る時間を長くしていく。各目標がクリアー出来たら、たくさん褒めてご褒美となるおやつやボール遊びなどを与える。
トレーニング4
愛犬が興奮する状況、例えばボール遊びの直前に「Look」を出し、目標秒数を少し長めに設定して練習をする。この時、愛犬の興奮度を冷静に見極め、3秒が適当か10秒が適当などを判断する。
トレーニング5
「Look/Stay」の練習を行う。「Look」は愛犬の興奮度を抑制し、「Stay」はコマンドの判断力を認識させる練習です。愛犬が興奮して吠え始めたら、「Look/Stay」の指示を出し吠えが収まったら、継続して遊ばせてあげる。
以上の様に、シンプルなトレーニング方法です。
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