パピートレーニング NYスタイル(1)

初めての仔犬を迎え入れて

仔犬を迎え入れて、最初に行うのが健康チェックです。(これ、めちゃめちゃ大事です)。仔犬に限らず、健康でない犬にどんなに素晴らしいトレーニングを施しても、全くの無意味。


食欲が無い、息遣いがハアハアしている、お腹の調子が悪いなど、体に異変が見受けられた場合は、先ず、動物病院で診察を受け、健康な状態を確認してからトレーニングを行ってください。健康第一

 

ではここから、パピーのトイレトレーニングの超詳細解説をしていきます!

<用意するもの一覧>
1、 ケージ(サークル)
伸縮機能のケージが絶対おすすめ! 専用の屋根も用意しておきましょう。(ケージからの脱出防止用です)

2、 トイレトレー   
トイレトレーは小型犬でも、中型犬用(ワイド)+メッシュカバー付きがおすすめ。 

       

3、 トイレシート
トイレシートは、ワイドトレーに合うサイズ45x60cmを用意

 

4、 お水用器(普段使いのお水用容器で大丈夫)

器に関しては、ごく稀に、スチール製のピカピカ光っている素材を怖がる子もいます。少し重量感のある陶器をお勧めします。

 

5、 ご褒美(普段あげない、ちょっと美味しいジャーキーなどを用意)すぐに上げられるように、タッパーに入れて準備しておく。

 

<トイレトレーニング、簡単手順 >

朝一番で愛犬にミルク水を与える 
与える量の目安。                             小型犬 (水25cc+ワンコ用ミルク小さじ半分)
中型犬 (水50cc+ワンコ用ミルク小さじ一杯)
大型犬 (水75cc+ワンコ用ミルク小さじ二杯)

朝一番が、絶好のトイレトレーニングのビッグチャンス!
あなたは、朝起きて一番にすることはなんですか? きっと、多くの人が「トイレに行く」と答えるのではないでしょうか?そう!朝一番のタイミングがトイレを教える一番良いタイミングです。

 

1、愛犬にミルク水をあげたらあとは、気楽に待つだけ!

コーヒーを作ったり、家族のための朝食作りをしたりと、朝は何かと忙しいですよね。だから、ワンコのトイレトレーニングだけには専念できない。

そう!NYスタイルでは、Take it easy!(気楽にね)という、気持ちも大切。
あなたが、朝の準備をしている間に、さっきミルク水を飲んだ愛犬は自分で勝手におしっこをしてくれるのを待つだけ。そして、この練習で最も大切なのは、愛犬がおしっこをしたら、めちゃめちゃ褒めて美味しいおやつを一つあげることです。

 

2、愛犬が上手におしっこ出来たら
ほんの少しだけでも良いので、ケージから出して遊んであげてください。この時、愛犬は以下のプロセスでトイレトレーニングを学習していきます。

ケージ内(トイレトレーの上)でおしっこをしたら、
➡ めちゃめちゃ褒めてもらって
➡ 美味しいおやつをもらって
➡ 遊んでもらえた

犬は楽しいことが大好きです。朝、おしっこをするだけで上記の3つの良いことが一気に起こるのです。またこの楽しい経験をするには、「ケージ内でオシッコをすれば良いんだ!」と、学習する訳です。


愛犬の簡単トイレトレーニング手順(要約)
1、朝一で起きた人が、愛犬にミルク水を適量あげる
2、朝の支度をする(この時、5分おきくらいでトイレの確認)
3、愛犬がおしっこをしたら、めちゃめちゃ褒めておやつをあげる

たったこれだけ!簡単ですよね。Take it easy!

 

なぜトイレトレーニングを失敗してしまうのか



トイレトレーニングを失敗してしまう、一番の理由
上記手順でトイレトレーニングを行っていくのですが、失敗してしまう一番の理由は、おしっこをする前に愛犬をケージから出してしまうこと。

なかなかおしっこをしてくれないから、「一回、外に出して少し運動させた方が良いかな?」なんて思って、愛犬をケージから出した途端にジャー、、、、。
とにかく、愛犬がおしっこをするまで気長に待つことが成功の秘訣。ケージ内で用を足してくれたら、あとは褒めちぎって大好きなおやつをあげるだけ!

失敗事例の多くが、「愛犬がクンクン泣いて根負けしてだしてしまった」
「閉じ込めっぱなしでかわいそう」など、あなたの優しさが一番の原因なのです。

トイレが出来ないワンコがいるお家は、家中が愛犬のトイレとなり
気が付いた時にはもう手遅れ。どの部屋に行っても、おしっこクサ~イ事になってしまい、せっかくの愛犬との楽しい暮らしがストレスを抱えた暮らしへと変貌してしまいます。

トイレトレーニングは、人も愛犬も双方が「快適にそして幸せに暮らす基本的なトレーニング」です。あきらめずに、成功するまで頑張りましょう。

おすすめのケージ

伸縮性のケージが絶対おすすめな理由

多くのドッグオーナー初心者さんは、購入する愛犬用のサークル(ケージ)は、ついつい小さいものを選びがちです。もちろん、愛犬の体の大きさに合ったサイズだったりペットショップで店員に勧められたり、または部屋があまり広くないから、など様々な理由があると思います。

しかし、それらの理由で小さめのケージを選んでしまうと、トイレトレーニングであるトラブルが発生する可能性が出てきます。

それは、愛犬がケージ内でトイレ大(英語では、No2という表現をします)をした時、Step it on! そうNo2を踏んでしまうのです。朝起きたら、愛犬の足の裏がNo2だらけで、サークル内が悲惨なことに!と、なりかねません。
サークルに余裕があり少し広めだと、No2を踏む確率がグッと低くなるのです。

また、サークル内でトイレを置く位置は、人が通る出入口の反対側に設置してください。なぜなら、愛犬はあなたの登場を今か今かと待っている訳ですから、当然出入り口に少しでも近い方に寄っていく傾向があります。もしも、出入り口側にトイレトレーがあれば、その上で愛犬は待つことになり、もしもNo2があれば当然、踏んでしまう可能性が高くなります。

 

ワイドサイズのトイレトレー

小型犬でも、中型犬用のワイドサイズのトイレトレーを使った方が良い理由
理由は簡単です。トイレトレーが小さいと、No1(小のことをさします)もNo2も外れてしまう可能性が高くなるからです。当然、仔犬も成長をして身体が大きくなりますから、上半身部分はトイレトレーの上に居ても、出すものはトレーの外になってしまうことも考えられます。

初めから、少し大きめのトイレトレーを使用することで、トイレの命中率を高くすることと、愛犬の身体が大きくなった時でも対応できる、と言うのがワイドサイズをおすすめする理由です。

最後に、メッシュカバー付きトイレトレーの購入をお勧めします。仔犬はとにかく好奇心旺盛。トイレーシーツもおもちゃ代わりに、ビリビリ破いて遊んでしまうかも知れません。しかし、これはとても危険な行為なのです。最近のトイレトレーは高機能で、中に入っている吸水ポリマーもとても高性能。仔犬が遊んでいるうちに、吸水ポリマーを誤食してしまい、それが胃の水分を吸ってパンパンに膨れ上がってしまったら、開腹手術の可能性も生じます。とにかく、仔犬の安全を守ってあげるのも、オーナーとしての大切な役目です。

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