重要だけど、忘れがちなトレーニング

多くのドッグオーナーさんたちが忘れてしまいがちで、しかも、忘れると後々大変な思いをする「重要なトレーニング」があります。

それは、なるべく早い段階で行う、仔犬の「環境慣れ」や「人慣れ」の練習です。そう、仔犬の社会化です!

ワクチン接種が終了していない仔犬の場合、多くの獣医師は3回目のワクチン接種が終了してから屋外に出してください、と言います。もちろん、屋外には仔犬にとって危険なウィルスが蔓延しているので、獣医師が言っていることに間違いはありません。

が、しかし!その言葉を鵜呑みにして、3回目のワクチン接種が終了するまで、仔犬を屋外に出さないオーナーさんがいます。「ダメダメ!」そんなことをしたら、仔犬は超ビビリ犬、場合によっては怖さが転じてカミカミ犬になってしまう恐れがあります。


ではここからは、ワクチン接種が終了する前から行うべき、環境慣れのトレーニング方法を解説していきます。

1、仔犬をしっかりと抱っこする。

2、仔犬を抱いたまま、自宅周辺をゆっくりと歩く。

以上!!


今回も超シンプルなトレーニング方法です。

初めての屋外。車の音や行きかう人波や自転車など、仔犬にとっては全てが初めての世界。そう!It’s a new world. 初めて見る風景や初めて聞く音、時には大きな音を立ててバイクが通り過ぎるかも知れません。あなたがしっかりと仔犬を抱きかかえ、声をかけながら自宅周りの風景や音、においなどをゆっくりと体感させてあげる事がとても重要なのです。

仔犬を抱きかかえながら、仔犬の表情や動き、ビビり具合などをよーく観察してみてください。そして、苦手そうな環境や音などを把握してあげてください。仔犬の性格にもよりますが、慌てずに少しずつ環境に慣れさせてあげれば、仔犬も安心して生活が送れるようになります。

また、この抱っこお散歩中に、知り合いや通りすがりの人に声を掛けられたら、是非、仔犬の近くまで来てもらってください。そして、ほんの少しで良いので背中や首元などを触ってもらって下さい。

少しお散歩が慣れてきたら、誰かにおやつをあげてもらって、人は怖くない存在、人の手からは美味しいものがもらえる、という状況を作ってあげれば、仔犬も屋外の環境慣れが楽しくなるはずです。

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